むし歯治療
むし歯治療
当院では日本発のむし歯のリスク診断「CRASP」を利用し、現在のむし歯のできやすさや、何をしたらリスクが改善できるかをわかりやすく説明し、予防できる部分は無理に削らず、必要な箇所だけ切削して治療していきます。出来るだけ少ない介入で出来るだけ長持ちさせる治療を目指しています。
口腔内細菌が産生する酸による歯の溶解(脱灰)と唾液による修復(再石灰化)のバランスが崩れ、歯の損傷が現れてくることです。
むし歯は、次のような条件が揃った場合になりやすいと考えられています。
食事をする度にお口の中は酸性状態になります。PHは5.5以下になると歯の脱灰が始まると言われています。その後唾液の働きによりゆっくりと中性に戻り、再石灰化がはじまり歯の表面は修復されていきます。規則的な食事をしていると再石灰化が進む時間が十分確保できます。しかしながら間食が多かったり、お口の中に残りやすい食べ物をよく食べたりすると、お口の中が酸性に晒される時間が長くなり、むし歯になりやすくなります。
唾液は上でも述べたように酸性状態になったお口を正常に戻すために大切な要素です。唾液の中にはカルシウムイオンやリン酸イオンが豊富に含まれ、再石灰化を促したり、炭酸水素イオンは水素イオン都結合してPHが低くなりすぎないように、お口の中を酸性から中性に戻す働きがあります(緩衝能)。当院では唾液検査で唾液緩衝能の検査をおこないリスクを分析いたします。
お口の中が綺麗に清掃でき、歯垢が付着している範囲が広く溜まっている時間が長いとむし歯になりやすい環境になってしまいます。定期的にうまく歯磨きできているかのチェックと定期的なクリーニングで、歯垢や歯石を除去することが効果的です。
お口の中の環境を整えることができても、むし歯が頻発してしまう方もいます。そのような方の中には、食いしばりや歯ぎしり、噛み合わせの乱れなど、さまざまな要因から過剰な力がかかり、歯に細かい亀裂が入り(マイクロクラック)そこからむし歯になるケースもみられます。そのようなリスクのある方は力をコントロールする治療を考える必要があります。
歯の痛み方やレントゲン写真の見え方などから、むし歯の進行をある程度知ることができます。その進行具合によって治療方法が異なります。
COごく初期のむし歯
COは「シーオー」と読み、「C」はcaries(カリエス:むし歯)の頭文字で、「O」はobservation(オブザベーション:観察)の頭文字です。したがって「CO」は、むし歯になっているものの、今のところ治療の必要がない要観察歯となります。むし歯菌が放出する酸によってエナメル質が溶かされ始めている段階で、歯の表面が白く濁って見えますが、まだ穴は空いておらず、痛みなどの自覚症状もありません。
適切なブラッシングやフッ素塗布により、歯の再石灰化を促すことで治癒します。
C1エナメル質に小さな穴が空いたむし歯
エナメル質がさらに溶かされ、小さな穴が空いた状態です。歯の表面は黒ずんで見えます。冷たいものを飲食した際に「しみる」などの自覚症状が現れますが、痛みはまだないため、ご自身でむし歯かどうかの判断がつきにくい状態です。この段階では、歯を削らずに治すことができたり、削る場合でも麻酔を使わずに削る量を最小限に抑えて治療ができたりします。このC1の段階で早期に治療を受けることが理想です。
むし歯の部分を最小限に削り、白い歯科用プラスチック(レンジ)などを詰め、表面をなめらかに整えます。
C2冷たいもの、甘いものがしみる/歯の内部(象牙質)まで進行したむし歯
むし歯がエナメル質の内側にある象牙質まで達している状態です。むし歯の部分は黒く見えます。冷たいものや甘いものを飲食したときに、しみる・痛むなどの自覚症状が現れます。この段階から進行が早くなるため早期の治療が重要になります。
むし歯の部分を削り取り、詰め物で補います。症状によっては局所麻酔を使用します。むし歯が広範囲な場合は、型を取って作製するインレー(詰め物)や被せ物によって歯の機能を回復します。
詰め物・被せ物などの修復物の材料には様々な種類があり、保険範囲のものと保険外のものがあります。当院では身体に優しく、審美性の高い材料を種類豊富にご用意しています。
C3熱いものがしみる、激しい痛みがある/神経まで進行したむし歯
むし歯が歯の内部にある神経(歯髄)まで進行した状態です。冷たいもの、甘いものに加え、熱いものでもしみたり、刺激を与えなくても激しい痛みが生じたりする場合があります。
炎症が起きている部分と痛んでいる神経を取り除き、神経が入っていた歯の内部(根管)を消毒する根管治療を行います。この段階で治療すれば、歯自体は残せることが多いです。根管治療後は土台を立てて、クラウンを被せます。
被せ物や土台には様々な種類があります。
C4長期間継続していた強い痛みが治まり、放置している/歯根まで進行したむし歯
歯根の部分までむし歯菌が侵入し、歯の大部分は溶けて崩れ、末期のむし歯の状態です。この段階では痛みを感じる神経自体が壊死しているため痛みを感じません。しかし放置するとやがて歯根部に膿がたまり激痛を生じやすくなります。麻酔も効きにくく、歯を残存することも難しくなります。
ほとんどのケースで抜歯が必要となります。抜歯後は、ブリッジや入れ歯、インプラントなどで歯の機能回復を図ります。
項目 | 料金 |
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初診料 | 3000~4000円(税込) |
項目 | 料金 |
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コンポジットレンジ(プラスチックの詰め物) | 1500〜2000円(税込) |
インレー(小さい金属の詰め物) | 3000〜4000円(税込) |
項目 | 料金 |
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神経を除去する治療 | 2000〜3000円(税込) |
根が化膿している時 | 2000〜3000円(税込) |
根の薬の交換 | 1000〜1500円(税込) |
根を最終的な薬で埋める治療 | 2000円(税込) |
項目 | 料金 |
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型取り | - |
装着 | - |
項目 | 料金 |
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型取り | - |
装着 | - |
項目 | 料金 |
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型取り | - |
装着 | - |
項目 | 料金 |
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型取り | - |
装着 | - |
項目 | 料金 |
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乳歯 | - |
前歯 | - |
臼歯 | - |
埋伏歯 | - |
※詰め物・被せ物などの修復物や入れ歯の材料には様々な種類があり、使用する材料によって自費診療となるものがあります。また、インプラントも自費診療となります。